スープのように・・・。

あぁ、また日付けが変わってしまった。

今日は久しぶりにセフレ（だった）の彼に逢
った。
ダ−リンと同じ頃に出逢った彼とは、H目的で
出逢った事には間違い無いけど、それ以上の
気持ちと絆が生まれてた。
5つも年下のクセに私に説教して、ダーリン
と別れる事を勧めつつ、私の気持ちをいつも
尊重して、心配しながら応援してくれてたね。
でも何の障害も無く会える彼より、ダーリン
との愛を選んだ私。
それでもこうやってたまに私を誘い出してく
れる。

『最近、どう？ちょっと逢わない？』

ここ最近は逢っても食事して、買い物して、
愚痴を言い合って別れるだけ。
彼はそれ以上を求めているのかもしれない。
でも私はそれには全く気付かないフリどころ
か、そんな素振りを見せる隙さえ与えない。

ごめんね。
あんなにあなたには支えてもらったのに。
あなたも無理だって、この恋で私が傷付くっ
て、それを心配してくれてるのに。

何度あなたに泣き言を言っただろう。
何度あなたを振り回してきただろう。

やっぱり私にはダーリンしか居なくて、ダー
リンだけでイイと思えるほどになってしまっ
てるの。
それは、あなたには伝えられないよ。
ズルイ気持ちもあるけど、傷つけたくない思
いもあるんだ。

彼と別れて、直ぐダーリンにメールを打つ。

『ただいま、ダーリン。今日はオリコにして
た？？？o(^_^)o』

今日はずっとず〜〜〜〜っと寝てたよ。
お帰り。

うんうん。帰ってきたよ。ダーリンの横に。
今日の事は内緒だけど。

『理性と本能のバランスを取りながら、ゆっ
くりコトコト煮詰める恋も覚えてね』

今夜、ダーリンから送られて来たコトバ。

『そんなスープの様な恋愛、私にできるかな』

何だか凄く、不安になってしまった。
ダーリンが私から離れて行きそう。
まだまだ私は本能のままに、感情の赴くまま
にあなたと恋愛したいのに・・・

ダーリンは言う。
『大人のように太い絆を作る努力をしよう。』

今の状況に耐えられなくなったら、また私が
元の荒んだ生活に戻るかも知れない…って心
配してるの？
その前にもっと私との関係をしっかりさせて
おこう、と思うの？

今まで必死で愛して愛を求めてきたから、今
さらゆっくり育てる恋愛なんて出来るのかな。
その前にダーリンがいなくなったりしない？

『何がそんなに不安なの？こんなにメロメロ
でハニーに首ったけなのに、離れて行くわけ
ないでしょう？』

単純バカだと思うけど次の瞬間、めちゃめち
ゃHAPPYになってる私がいるよ。
だから今年いっぱいは本能のままにあなたを
愛させて。